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WebシステムのHowto

業務で使うコンピュータシステムは、おおまかに分類しますと、以下のようになります。
1.パソコンにアプリケーションをインストールして、データも同じパソコンに配置する。
(パソコン単体で運用する:P単と称する)
2.パソコンにアプリケーションをインストールして、データはサーバーに配置する。
(パソコンをクライアントと称し、サーバーと通信ケーブルでつないで運用する:クラサバと称する)
3.サーバーにアプリケーションとデータを配置し、通信ケーブルでつながったパソコンからアプリケーションを操作する。
(サーバーサイドと称する)

上記の1と2は、パソコンにアプリケーションをインストールしてセットアップする必要があります。
同一建物内であっても、パソコンの台数が多いと、大変な時間が必要になります。
また、支店の数が多い場合や、支店までの距離が遠いと移動時間・作業時間に交通費が経費負担となってきます。
この課題に対応したものが、上記の3となります。パソコンにはアプリケーションのインストールやセットアップの必要がありません。

上記の2と3は、パソコンとサーバーが同一建物内であれば通信費は発生しませんが、本社と支店のように別建物になりますと 通信費が経費負担となってきます。通信には、専用回線やVPN(仮想専用回線)を利用しますので、回線工事も発生します。

上記3で、通信にインターネットが利用出来ますと、外出先や国内や海外への出張先、宿泊先、自宅等で利用することが可能になります。
そこで、インターネット上のホームページや動画が閲覧出来るアプリケーション(Webブラウザと称しますが、通称「ブラウザ」と称します)で 業務処理が出来るようにしたものを、Webシステムと称します。インターネットショッピングやインターネットバンキングは、多くの人に利用されるようになりましたが、この技術を利用して企業の業務が出来るようにしたものを、Webシステムと称します。
この、インターネットにつながるパソコンであれば利用できる事は、通信費がインターネットの安価な固定費で済みますので経費負担が軽くなります。
インターネットにつながっているPCがあれば、いつでもどこでも業務が出来ます。
本社・本店、支社・支店等のブランチ(拠点)を持つ企業や事業所様で現在専用回線やVPN(仮想専用回線)をご利用になっている場合、年間通信料の大幅な削減が期待出来ます。また出張時、出張先やホテル等でご利用頂けます。出張先が海外であってもご利用頂けます。時差で昼夜が逆転する海外出張先で、会社への在庫等の照会が出来なかった事が解消されます。休日や体調不良で出社できない場合でも、業務が気になる事があります。このような場合でも、ご自宅でご利用可能です。
この度の東日本大震災で、事務所損壊、交通手段の非正常化や原発の避難区域等の為、通勤・出社困難となり勤務困難、最悪の事務方解雇の事態の解消の一手段になるものと期待されています。
また、育児休暇の取得率が日本では低い事が課題となっております。対象となる社員や職員の皆様におかれましては、育児休暇をとる事によって職場に迷惑や業務負担をかけたくないとの気持ちから、なかなか取得されないようです。この事の解消の一助にも、Webシステムは貢献出来ると期待されております。
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クラウドのHowto

クラウドサービスをクラウドと称します。
上記のWebシステムのサーバーをインターネット上のサーバーを利用するところが違います。
自社設置したサーバーは、運用においてさまざまな管理やメンテナンス(保守)等の作業や経費が必要になります。
このサーバーをインターネット上のサーバーに置き換えますので、サーバー機の管理やメンテナンス等の作業は不要になりますが、 サーバー利用料の費用が発生します。
・社内にサーバーの面倒をみる人材がいない。
・Webシステム利用者(オペレータ)が多く、サーバーを自社設置すると設備投資料が高額になる。
・業績が大きく変動する為、データ量も大きく変化するのでサーバーの自社設置にはいろいろ課題が残る。
・毎月、データ処理量に大きな変動があり、ピークに合わせると平日に無駄があり、平日に合わせるとピーク時に対応出来ない。
等々、いろいろな課題がある場合、クラウドを利用する事で対応可能となります。
また、
・東日本大震災で事務所が損壊
・余震や電力供給問題でサーバーの社内設置に不安がある
・福島原発での避難区域に事務所があり、事務所に行けない
等々の被害で、現状のシステムを再考する時のひとつの選択肢にもなっているようです。

業務のデータを配置するサーバーですので、セキュリティ面も含めて、安全・安心が求められます。
クラウドサービスの提供事業者の多くは、社会的に信頼の高い企業が運営しています。


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